陶芸家になるには、どうしたらいですか?
2010/04/09(Fri)

陶芸家になるには、どうしたらいですか?
というメールをときどきいただきます。

陶芸家になるにはって検索しただけでも、いろいろ悩まれている方が
おられます。

陶芸家になれますか?

陶芸家になるにはどうしたらいいのでしょうか?

陶芸家になるには

「陶芸家」の皆さんは、 専業で生活が成り立っているのでしょうか?


陶芸家になりたいといってもそれはそれは多岐にわたっています。

■オブジェ専門の陶芸家
■タイル作り専門の陶芸家
■ぐい飲みから大きな花器花瓶、水かめまで作る陶芸家
■すり鉢のみとか花器のみとかを専門に作る陶芸家
■絵付け専門の陶芸家
■釉薬を研究するだけの陶芸家
■陶芸技法を研究するだけの陶芸家
■他の陶芸家の作品もまとめて販売する陶芸家
■一生独立はしないで窯元や陶芸家の先生について働く陶芸家
■大きな陶磁器工場で絵付けのみとかろくろ製造のみとか完全分業体制の
中で働く陶芸家
■作品を制作、販売しつつ、陶芸教室を副業として運営する陶芸家
世間的には一番このタイプが多いように思います
■大きな陶芸教室を本格的に運営し、自分の作品はあまり作らない陶芸家



自分はいったい何を作りたいのか?
どんな仕事をしたいのか?
まずは自問自答してみてください。


はっきり言って 陶芸家になるには、特別な資格はいりません。
免許とか登録とか申請も必要ありません。
だれでも陶芸家になれます。

なんとこの世界では自称『陶芸家』が通用するんです。
男女の別、年齢も関係ありません。
作った作品がコンスタントに売れて生活が成り立つようであれば、
一人前の『陶芸家』です。


ところがなかなかこれが難しい。


古くからある窯元さんでも廃業されたり、他の仕事と兼業したり

陶芸だけで食べていこうというのならほんとうにたいへんです。
ある程度作ることができて、いいものを焼くことができても
今の時代買ってくださるお客様がたいへんシビアですから、
販売に不安がある場合は、本業をちゃんと持たれて、趣味の世界
で陶芸を極められたほうが楽しいのではないかと思います。



どんな苦労もいといませんという方は、以下の学校で勉強されるか
陶芸家のお弟子さんになってください。

お弟子さんの給料なんてほとんど0円に近いと思っていたほうがいいですね。
お弟子さんになる前には数年間は食べていけるだけの貯金をしておいた
ほうがいいです。

大きな窯元さんでもお弟子さんの月給は4万円から5万円ぐらいだと
聞いたことがあります。
これでももらってるほうだとは思いますが厳しいですね。


茨城県窯業技術センター(笠間)

栃木県窯業技術センター(益子)

京都府立陶工高等技術専門校

愛知県立窯業高等技術専門校
http://www.pref.aichi.jp/shugyo/koukyou/yogyo/

常滑市立陶芸研究所

京都府立陶工高等技術専門校 

京都伝統工芸専門校

多治見高校専攻科

備前陶芸センター

有田窯業大学校 

多治見市陶磁器意匠研究所 

島根デザイン専門学校
http://www.shimade.ac.jp/

美大、芸大の陶芸科など


ちなみに私は大学卒業後、愛知県立窯業高等技術専門校の陶磁器科卒業です。
私のころには陶磁器科は、30歳未満のコースと30歳以上のコースと2つあったんですが
現在では1つにまとめられているようです。

学校に行ってると1年、2年と拘束されますし、年間の授業料や月々の生活費もかかります。

そんなひまもお金もないと言う方は、自分で陶芸材料を買い込んで
作品を作って焼く。そして販売店に売り込み交渉をするなんていうことを
地道にやらなくてはなりません。
なんにせよ陶芸家として独立するなら避けては通れない道ですね。

個展、他の窯元や陶芸家さんなどと共催する作品展で販売したり、
パソコンが使えるならブログを書いたり、ネットショップを開業したり
やらなきゃいけないことややったほうがいいことがたくさんあります。

たまたまテレビに出たら人気に火がついた、なんていう運のいい陶芸家は
まれです。地道にやりましょう。


すでに本業でしっかり収入があり生活が安定してる方は、
ご家族のためにこの世界に一足飛びに入られるのは、やめておいたほうが
いいです。こんなはずじゃなかったといっても、引き返すことはできません。
失ったものは大きかったと気が付いたときには時すでに遅しというやつです。

まずは陶芸教室などで練習を積み重ね、粘土や釉薬、装飾技法などに
ついて学ばれたらいろいろな陶芸公募展に応募してみてはいかがですか?


陶芸公募展
http://katouen.jugem.jp/?eid=6303


実力があって運が良ければ入選するかもしれません。
そこから人生が変わっていく人も多いようです。





陶芸家になるにはつまり、実際に陶芸家として開業するためには、
どれぐらいの資金が必要でしょうか?

まず陶芸をする場所が必要です。
これがなくちゃ始まりません。

借りますか?
作りますか?
自宅の部屋を使いますか?

場所をどのように確保できるかで、資金的にずいぶん変わって
きますね。


粘土1袋15~20キロ  2000円ぐらいから10000円ぐらいまでと
種類やランクによりさまざま。
もちろん粘土の出る山や田んぼをお持ちの方はタダです。
掘り出す労力は必要ですが、、、。
作品を継続して大量に作るためには、数トンは必要です。


釉薬を作るための原料
土石類
平津長石、対州長石、福島長石、釜戸長石、志野長石、三河長石
益田長石、温泉津長石、福島珪石、天草陶石、タルク、蝋石、
ベントナイト、蛙目粘土、木節粘土、朝鮮カオリン、中国カオリン、
ニュージーランドカオリンなど

含鉄土石
鬼板、黄土、赤粉、やけ、来待石粉

灰類
土灰、わら灰、松灰など各種の木々ごとの灰
天然灰か人工的な合成灰かで価格が違う

着色剤
酸化鉄、弁柄、酸化銅、二酸化マンガン、酸化コバルト、
酸化スズ、酸化ジルコニウム(ジルコン)、酸化チタン、
、珪酸鉄


自分の釉薬を作るには最低限これらが必要で扱える知識が必要です。
各種1キロ入りの袋だと500円から2000円ぐらい
たくさん使う原料は20キロ入りでまとめて買うほうが便利です。



粘土で作品を作るときには、竹やそのほか木でできたへらなどを
たくさん使いますが、自作できればタダ。
時間がない場合は、すべて買うことができます。

桜の木は材料にいいですよ。伐採した桜の木は少しもらっておいたほうが
いいです。ぜったいに役に立つ日がきますので、、、。
ちなみに解体した古い家屋の戸の敷居に桜の木が使われていることが
多いので覚えておいてください。古くて堅くていいですよ!

買っても1個200円から1000円ぐらいです。
削り仕上げ用のカンナは各種買ったほうがいいかもしれませんね。


絵付け用の筆 - 面相筆等
絵の具 - 粉末、液体、チューブ入り 色ごとに各種

これは下絵付け用、上下絵付け用に各種あります。
素人が絵の具や筆を作ることは普通無理ですので買ったほうが早い



手回しロクロは、小さいので3000円~5000円ぐらい
大きいので10000円ぐらい

電動ロクロ 100000円ぐらい

みかん箱程度の電気窯(家庭用100V使用) 100000円ぐらい

窯を設置する場所があって、資金もあり、将来への決意も
堅いのであれば、0.3以上のガス窯、灯油窯をお薦めします。
ただし灯油窯は煙やすすがでるのでご近所がある場合はやめたほうが
無難です。トラブルのもとです。

新規設置は消防法の適用を受けることがありますので、
窯を買われるお店に事前に相談されたほうがいいと思います。
窯は買ったけど、消防署の検査が通らなくて使えないじゃぁ、、、。
0.3の窯でだいたい本体価格が1000000円ぐらいです。
あと運搬費、設置費などがかかります。
販売店から遠方の場合は、設置にやってきた方の宿泊費、交通費、
食事代等(×人数)もすべて負担しなければならない場合があります。



その他にも、
制作場所とは別に原材料の保管場所、原材料を入れておくタッパーや
はんどうやかめがなければ漬物用のたるなどが釉薬ごとに必要。

すいひ設備、土練機、攪拌機、ミル、陶板機、秤(はかり)大小、コンプレッサー
グラインダー、ハンドディスクグラインダー、草刈機、チェーンソー、
のみ、ハンマーなどの各種大工道具、作品保管用のコンテナ、
新聞紙、包装紙、緩衝材、ダンボール箱、台車、自動車などなど



知識や情熱だけでは解決しないことが多々あります。
陶芸家になるのは、決して難しいことではありませんが
前途多難な職業であることは間違いないでしょう。
かなりの覚悟をもってがんばってください。


陶芸家になるには


陶芸家になるには

森 孝一, 山田 明





食器、タイル、鑑賞陶器、セラミックスなど、暮らしの中で広く活用されている焼き物。
その歴史、ジャンルや産地の紹介、制作のプロセスなどを丁寧に解説し、
陶芸の魅力を伝える。活躍中の陶芸家5人のドキュメントも収録。





目次

1章 ドキュメント・土と炎に魅せられて(焼きもの作りは自分探しの旅陶芸の根源を問う作家新しいフォルムへの挑戦者 ほか)



2章 陶芸家の世界(陶芸家とは―土と火を操り、日用品から美術品までを作る

焼きものの見方―焼きものの名前には情報が盛りだくさん日本の焼きものの歴史(総論)―大陸から日本へ、そして日本から世界へ ほか)



3章 なるにはコース(心構え―土に対して愛情をもち、技術に関して真剣であること 適性―“焼きものが好きなこと”だけ。ただし厳しい競争が待っている陶芸家への道―王道はない。一途に作りつづけること ほか)







陶芸は、造形、色彩、デザイン、感覚、焼成などすべてにわたっての総合芸術です。自分の表現したいことをさまざまな材料や方法で発表できます。

さまざまな技法について一人一人先生について勉強するには人生はあまりにも短すぎます。そこでこのブログでは、陶芸書籍を中心に華道、茶道を含めた日本の伝統工芸について 理解を深めてくださる方を一人でも増やしたいそう願い、陶芸本を御紹介しています。


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評価:


林寧彦


バジリコ




¥ 1,890



(2007-07-13)
























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陶芸本/陶芸市販釉薬を使ったはじめての釉薬・焼成入門 (陶工房 はじめての陶芸)
2010/03/12(Fri)
陶芸市販釉薬を使ったはじめての釉薬・焼成入門 (陶工房 はじめての陶芸)





































陶芸市販釉薬を使ったはじめての釉薬・焼成入門 (陶工房 はじめての陶芸)


朋文社 刊
発売日 1998-09
価格:¥2,100(税込)



内容(「BOOK」データベースより)
趣味の専門店の陶芸コーナーや陶芸材料店では何十種類もの釉薬が販売されていますが、釉薬の実際の焼き上がりの色、釉薬の掛け方、本焼きの温度などは、技法書をひもとくか、経験者に聞くしかありません。また実際に釉を掛けて焼成しても、その釉薬が持っている色のとおりに焼き上がったのかを比較できるテストピースは、ほとんど市販されていません。さらに、釉薬が均一の厚さに掛からない、いつも口縁の釉薬が薄くなるなど、成形の工程の場合より釉掛けにおいて技法的な壁に突き当たっている陶芸愛好家が多いのが現状です。本書は、そうして問題に直面している陶芸愛好家のために企画されました。

内容(「MARC」データベースより)
市販されている基本的な21種の釉薬をさまざまな窯で焼成した見本を示すと共に、釉薬のテクニックと焼成のポイントを写真満載で分かりやすく紹介したガイドブック。

目次

第1章 釉薬焼成見本(鉄釉,藁灰釉 ほか)
第2章 釉薬の掛け方(釉薬を掛ける道具、釉薬の濃度,釉薬を溶かす ほか)
第3章 土と釉薬(土と釉薬,焼成データ ほか)




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評価:


大西 政太郎


理工学社




¥ 5,565



(2001-04)


























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陶芸 本 - プロ好みの器づくり―料理人の食器・華道家の花器をつくる
2010/03/12(Fri)


プロ好みの器づくり―料理人の食器・華道家の花器をつくる


プロ好みの器づくり―料理人の食器・華道家の花器をつくる

笹井 良隆





内容(「MARC」データベースより)

料理家や、華道家が好んで使う、陶芸家の器の作り方を紹介する。また、器の上に料理をつけたものや、花をいけたものも具体的に紹介する。



著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

笹井 良隆

1956年大阪生まれ。出版社制作ディレクターを経てフリーの編集者に。『手づくり食品1~3』(マガジンハウス刊)など料理や陶芸といったジャンルで、手づくりの楽しさを紹介。現在は信楽近郊に居を構え自作の穴窯で料理器の作陶も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





目次



料理人が選ぶ器・和食器

シェフが選ぶ器・洋食器

料理人達が選ぶ器!

華道家達が選ぶ器

華道家達が選ぶ織部花器&現代花器







陶芸は、造形、色彩、デザイン、感覚、焼成などすべてにわたっての総合芸術です。自分の表現したいことをさまざまな材料や方法で発表できます。

さまざまな技法について一人一人先生について勉強するには人生はあまりにも短すぎます。そこでこのブログでは、陶芸書籍を中心に華道、茶道を含めた日本の伝統工芸について 理解を深めてくださる方を一人でも増やしたいそう願い、陶芸本を御紹介しています。

























評価:


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毎日新聞社




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(1999-10)
























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陶芸 本 - 窯焚き三昧
2010/03/12(Fri)


窯焚き三昧


窯焚き三昧

渡辺 襄





昼間は陶房で陶芸三昧。日が暮れると同時に寝てしまい、四、五時間睡眠で起き出して、真夜中の窯焚きスタートとなる。

数十種類の土と釉を、一緒くたに焼き上げる雑居窯のすさまじさ。完成の見えない炎とのやりとりをつづる、「窯焚き日記」。

体調は絶不調。

頭が痛い、歯も痛い、腰はガタガタ、毛も抜ける。

でも、やきものづくりは気が狂うほど面白い。





目次



ドタバタ陶房に日が暮れる(いいかげんのすすめやきもの好きあれこれ ほか)

きょうもまた、ガラクタ市!!(集めるという狂気の人生明け方の骨董市へ ほか)

やじうま話、てんこ盛り(うまい酒を呑もう縁起のいいひだりうま ほか)

陶芸・裏口入門(湯呑み占い究極の口元 ほか)







陶芸は、造形、色彩、デザイン、感覚、焼成などすべてにわたっての総合芸術です。自分の表現したいことをさまざまな材料や方法で発表できます。

さまざまな技法について一人一人先生について勉強するには人生はあまりにも短すぎます。そこでこのブログでは、陶芸書籍を中心に華道、茶道を含めた日本の伝統工芸について 理解を深めてくださる方を一人でも増やしたいそう願い、陶芸本を御紹介しています。
























評価:


渡辺 襄


双葉社




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(2002-03)

























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陶芸本 / Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち |エマニュエル クーパー
2010/03/12(Fri)
Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち






































Lucie Rie ルーシー・リーの陶磁器たち
エマニュエル クーパー
ブルースインターアクションズ 刊
発売日 2005-03
オススメ度:★★★★★




しみじみとした美しさが 2005-04-28
ルーシー・リーの作品はシンプルで力強く、そして美しい。待ち望んでいた本だったが、手にとってみて期待が裏切られることがなくて、ほんとうに嬉しかった。ルーシー・リーという陶芸家とその作品のしみじみとした美しさがあますことなく語られている。必読の一冊。


出版社/著者からの内容紹介
B5版変型/上製/252X175mm/88ページ/オールカラー

白いエプロン、白い服、白いスニーカーで美しい作品をつくりつづけた陶芸家ルーシーの伝記&作品・レシピ集。

「作家ルーシー・リー。作品はその人そのものである。静かで美しい。まるで海の底に佇む生物のようだ。いちずに瞬間を見つめること。そしてそれを続けていくこと。その力強さとしなやかさは何処にあるのだろう。」(太宰久美子/陶芸家・スイル窯主宰)

ルーシー・リー(1902-1995)
陶芸家。ウィーン生まれ。1938年イギリスに移住後、生涯を過ごす。
その作品はシンプルな佇まいをもちつつも、高度な技術と粘り強い試行錯誤をにより編みだされた斬新な手法によって、色合い、陶肌、フォルム...すべてに一目でルーシ独自の美意識が吹き込まれ、唯一無二の輝きを放っています。
ルーシー・リーは時代に先んじた作品を作り出し、自分の考えを曲げることなく、ひたむきに生きぬきました。その人生と飛びぬけた先見性は大いなる力を持ち、今もなお現代の陶芸家たちの創作意欲をかきたて続けています。

内容(「MARC」データベースより)
白いエプロン、白い服、白いスニーカーで美しい作品を作り続けた陶芸家ルーシー・リーの伝記&作品・レシピ集。レシピノートをフルカラーで掲載。





JUGEMテーマ:陶芸



























評価:


トニー・バークス


株式会社ヒュース・テン




¥ 5,700



(2006-07-01)












































評価:


ルゥーシー・リィー


求龍堂




¥ 2,625



(2009-02-14)












































評価:


ルーシー・リィー,ジェニファー・リー,エルンスト・ガンペール


求龍堂




¥ 3,000



(2009-02-14)
























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